フィルムコミッションの動向

フィルムコミッションの動向

フィルムコミッションの動向

1.フィルムコミッション(FC)とは地域ごとにつくる公的な組織〜行政主導、 民間主導、NPOなど。
活動内容〜
@ 映画、TV等のロケーションの誘致
A 警察、消防の許可、宿泊、関連業者等の手配などサービス提供(窓口一本化)
目的〜ロケーション誘致による経済的効果、地域PRなどで地域を活性化させる。

 

2.日本でのフィルムコミッションの現状
横浜市、大阪、神戸市、北九州市、北海道などで設立ないし設立に向けた動き。
各FCの主体
横浜市〜行政(観光・コンベンション部門)
大阪〜商工会議所主体、USJとの関係
神戸市〜行政(広報部門)、震災からの復興
北九州市〜行政(産業立地部門)シティセールス、都市イメージの改善
北海道〜道庁が来年設立に向けて動く
東京都では、石原知事の肝いりで「東京ロケーションボックス」設立〜公的施設の貸し出しだけ、道路撮影許可などはやらない(FCとは違う)

 

3.横浜フィルムコミッションのこれまで
(横浜市・経済局 観光コンベンション課からのヒアリング)
【 特 徴 】
@ 市長からのトップダウンで話が早かった−平成12年10月から正式に活動。
A 立ち上げ〜 横浜市・経済局 観光コンベンション課
B 事業主体〜(財)横浜観光コンベンション・ビューロー
C 実績多い〜 これまで316件のロケに対応、うち2本の連続ドラマを含む映像製作者の集中する東京に隣接
D 行政の範囲?という疑問、トップダウンだからスムーズに出来た。
E 実現には庁内の啓発(PR)がポイント「オール横浜で考えるとメリットがある」〜理論武装が重要
F 窓口の一本化までは出来ていない(窓口の紹介だけでも製作者にメリット)
G 制作者はマイナス・イメージが欲しいこともある

 

4.秋田にとってのフィルムコミッション
(1) 地域振興にとってメリットが大きい(地域PR)
@ ロケによる直接の経済効果
A 人(定住)、企業の誘致、観光誘客(北海道での「ラブレター」の例)
B 物産(食べ物など)のPR
(2) 現在の取り組み〜 秋田県観光連盟、県・観光課などが設立に向けた動き
(3) 独自性=セールス・ポイント〜自然(山、湖、海、半島、四季)、文化(祭り、街並み)、田園風景
(4) 対象地域〜県単位ないし北東北3県
(5) 最近のロケの例「大往生」(二ツ井町)、「アカシアのまち」(小坂町)、時代劇(鳥海山麓)
(6) 那珂監督(ジャズ喫茶ロンドのマスター)の存在〜 映画「隙間」、薬剤師会のCMでギャラクシー賞
(7) すすめ方〜 行政の役割は必要だが、民間の役割、盛り上がりが重要地域PRの一環として位置付け〜自然、文化の情報発信韓国へのセールスもひとつの手か?(以上)


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